旅行の計画を立てるときや旅行の直前になって、こんな経験はありませんか?
航空券の予約確認メール、ホテルの予約票、レンタカーの手配書…気がつけばメールボックスには旅行関連の確認書類があちこちに分散。出発直前になって「あれ、チェックイン時間は何時だっけ?」、「フライトの予約番号はどこだっけ?」と慌ててメールを探し回る。
現代の旅行者が直面する課題は、情報の分散だけではありません。
特に海外旅行を頻繁に行う旅行者は、コストを抑えるために複数の航空会社を使い分けたり、海外発券を利用する必要性が増しており、旅程の複雑化が問題になります。
普段よく使うANAやJALの日系の航空会社に加えて、ヨーロッパ内の格安航空会社、現地での国内線など…それぞれが異なるシステムのため予約票の情報粒度、記載方法・内容や言語もバラバラ。また、変更やキャンセルが発生した際の対応も各社ごとに確認する必要があり、旅程管理が煩雑になります。
こうした煩雑な旅程管理の悩みを一気に解決してくれるのが「TripIt」です。
すべての旅程を一箇所に集約、TripItとは?
TripItは、旅行に関するあらゆる予約情報を自動的に整理・管理してくれるサービスです。
対応している航空会社、ホテルチェーンは数百社に及び、日本の主要航空会社やホテルはもちろん、海外のLCCや現地のローカル航空会社、ホテルまで幅広くカバーしています。
TripItには無料版とPro版がありますが、無料版だけで十分な機能が使えますので、まずは無料版を使ってみて課金するかしないか検討ください。
主な機能
- 自動旅程作成:予約確認メールを転送するだけで旅程が完成
- 幅広い対応サービス: 航空会社、ホテル、レンタカー、鉄道、レストラン、アクティビティなど
- 一元管理ダッシュボード:すべての予約情報が時系列で整理される
- 【Pro版】リアルタイム更新:フライトの遅延情報なども自動反映
- 【Pro版】旅程共有:家族、友人または同僚などと旅程を共有

筆者はTripItを10年以上愛用しています。
海外発券を使いこなす現代の旅行者にとって、なくてはならないサービスだと思います。
TripItの実践的な活用方法
事前準備段階
①予約確認メールの転送で自動追加
TripItのアカウント作成後、専用のメールアドレス(plans@tripit.com)が割り当てられます。
旅行の予約をするたびに、確認メールをこのアドレスに転送するだけで、数分以内に整理された旅程がアプリに反映されます。
②手動追加で抜け漏れをカバー
メール転送では拾えない予約(電話予約や現地手配など)は、手動で追加可能。
フライトなら2レターコードと便名、宿泊ならホテル名とチェックイン・チェックアウト時刻を入力するだけで、統一されたフォーマットで管理できます。なお、TripIt非対応のフライト(後述するRAC便など)や宿泊なども完全な手動になりますが追加可能です。
フライトや宿泊などの予約番号を登録しておくことで、予約メールの検索がしやすくなります。
③旅程の整理・編集のコツ
- 関連する予約は「旅行」単位でグループ化
- 重要な情報(特別リクエストなど)はメモ機能を活用
- Eチケットなどドキュメントの添付
旅行段階
④リアルタイム情報で安心
フライトの遅延情報、ゲート変更、天候による影響などが一目瞭然。空港に着いてから慌てることがなくなります。
こちらの機能はTripIt単体で実現するよりも別途紹介するFlightyアプリと連携することをおすすめします。
⑤オフラインアクセスで海外でも安心
旅程情報はオフラインでも閲覧可能であり、データローミングを気にせずいつでも予約詳細を確認できます。Wi-Fiが使えない機内で、入国書類を記入する際などスムーズです。
⑥緊急時の連絡先を即座に確認
航空会社のカスタマーサービス、ホテルの直通電話・メールアドレス、レンタカー会社の電話番号など、必要な連絡先がすべて整理されます。トラブル時の対応時間を大幅に短縮できます。
海外発券を含む旅程のTripIt実践例
以下のソウル発券(黄色)の場合、TripItの自動追加では緑四角の単位になってしまいますが、本来の旅行単位は赤四角の単位であるため手動登録が必須になります。
しかしながら、TripItの手動登録は慣れれば極めて簡単で一瞬で終わります。
なお、海外発券やソウル発券がわからない方は下記にリンクした別記事を参照ください。

旅行単位で登録する詳細ステップ
海外発券を含む旅程のTripItの実践的な方法が確認したい方は以下のアコーディオンをクリックしてください。
以下の例では、往路のフライト⇒復路のフライト⇒ホテルの順で登録しましたが、いかなる順序で登録しても問題ありません。
旅行単位で登録する詳細ステップはこちら



STEP3終了後、自動的に出張サマリー画面(以下)に移動しますが、移動しない場合は出張一覧から該当する出張を選択してください。


航空会社は、日本航空の場合、「japan」や「JAL」、「JL」等入力し、候補から選択します。

「航空会社」と「フライト番号」が入力されると、TripIt対応航空会社の場合、自動的に「Tokyo, Japan (HND) から Seoul, South Korea (GMP)」等、路線情報が読み込まれます。TripIt非対応航空会社の場合については後述。

「フライトを手動で編集」をクリックします
TripIt対応航空会社の場合、「航空会社」、「フライト番号」を登録すると発着空港や出発・到着時刻が自動入力されます。



先ほど登録した往路のフライトが登録されます。修正等を行う場合は「アクション」から行ってください。

次いで、復路のフライトを登録します。


復路のフライト情報が登録されたことを確認します。次いで、宿泊情報を登録します。


「宿泊施設名」に宿泊施設名の一部を入力し、候補から選択します。

宿泊施設名を候補から選択すると、「アドレス」、「サプライヤー電話番号」、「サプライヤーWebサイト」は自動入力されました。


同じ旅行、かつ、同じ予約番号のフライトを登録する方法【上記との差分】
旅行②の沖縄を想定した登録方法を示します。本旅行②はソウル発券の国内線切込みで羽田-沖縄の往復する旅程であり、予約番号が同一であることからフライト情報を複数まとめて登録する点だけが異なります。







旅行単位が異なる海外発券において自動登録を行うと旅程を旅行単位に分割するなどの修正作業に時間がかかるため、筆者は自動登録をほぼ使いません。


JAL回数修行における注意点
沖縄離島路線に就航しているRACがTripItが対応しておらず、便名だけでなく、路線や時刻などの基本情報も手動入力が必要です。
RAC便のTripItへの旅程登録方法の詳細ステップ
「一致する航空会社は見つかりませんでした」と表示されますが問題ありません。


まとめ・海外発券使いこなす現代の旅行者への第一歩
TripItの導入により、予約完了時に都度登録しておくことで、煩雑な旅程管理から解放され、本当に大切な「旅を楽しむ時間」に集中できるようになります。
また、終了した旅程はすべて「過去の旅程」に保存され、いつでも過去の旅程を振り返ることができます。詳細に記録すればするほど、「この時、こんなトラブルがあったな」、「初めてファーストクラスに乗ったのはこの旅行だったな」などの記憶に残り、あなたにとっての一生の財産となります。
TripIt導入の主なメリット
- 予約情報の一元管理:情報を探す時間を大幅に削減
- オフライン機能:通信環境がない機内など海外旅行中でも安心
- 緊急時の連絡先:フライトの遅延などトラブル対応がスムーズ
TripItの公式サイトまたはアプリから無料アカウントを作成
既存の旅行予約確認メールをplans@tripit.comに転送してテスト
新しい予約をするたびに確認メールを登録する習慣を作る
旅行をもっとスマートに、TripItで新しい旅程管理を始めてみませんか?
海外発券の活用などで複雑化する現代の旅行スタイルにおいて、TripItはもはや「あると便利」なツールではなく、「なくてはならない」パートナーです。
次の旅行から、ぜひ活用してみてください!
